低学年のスイングを作る練習法②:素振りの前に、バットの使い方を
低学年の選手たちのスイング作り、これって案外タイミングを間違えやすいんです。
多くの場合、「さあ素振りだ!」といきなり振り始めるんですが、実はその前にやっておきたいことがある。
素振りの前に、「バットの振り方そのもの」をインプットする練習が大事だと、最近特に感じています。
前回の記事では、ヒッティングポイントの形を作る練習について紹介しましたが、今回はその続きをご紹介。
スイングそのものの流れをどう作っていくか、についてです。
【ステップ①】身体正面での手首返し(10回)
まずは構えたら、身体の正面で手首を返す動作を繰り返します。
右打者なら、右肩の上から左肩へ、手首をクルッと返すようにしてバットを振り抜く。
この動作のポイントは、「正面を向いたまま、ストライクゾーンをイメージしてしっかり振る」こと。
体が開いたり、手だけで振ったりしないように注意します。
ここがキレイにできるようになれば、かなり基礎はクリアです。
【ステップ②】1・2・3のカウントスイング
次に、①の動作をテンポよく繋げていきます。
「1」で右肩→左肩、「2」で左肩→右肩とテイクバックを取り、
「3」で実際のスイングに入ります。
この時、しっかりと足を上げ、前方に大きくスイングすることを意識。
3のタイミングで一気に振り抜くことで、リズムと力の入れ方が身につきます。
【ステップ③】縦バッテンスイング(10回)
今度は「縦」のスイング。
右打者であれば、右肩から左足の横に向かってバットを縦に振り下ろします。
そのままバットを左肩に戻し、今度は逆に右肩へ振り下ろす。
イメージとしては、バッテン(×)を描くような動き。
バットの軌道を意識することで、体の使い方も自然と整ってきます。
【ステップ④】斜めバッテンスイング
最後は、縦と水平の中間。いわば「斜め」のスイング。
これも③の要領で、バッテンの軌道を少しだけ斜めに意識してスイングします。
この動きが身についてくると、バットコントロールに柔軟性が出てきます。
この練習の“後効き”に注目!
これらのステップは一見地味に見えるかもしれませんが、効果は絶大です。
特に、極端なアッパースイングや、大根斬りのようなスイングになっている選手のフォーム矯正にピッタリ。
スイングは感覚で覚える部分も大きいですが、だからこそ最初に“正しい動き”を感覚的に覚えさせるのが大切。
ぜひ、お試しください!

